Google と世界ゆるスポーツ協会が、「ノールック運動会」を開催!

2024.12.6 ゆるスポーツ

世界ゆるスポーツ協会は、 Google とともに、見える人も、見えない人も、テクノロジーを使ってみんなで楽しむ「ノールック運動会」を開催しました。

▼音声ガイダンスバージョン▼

スポーツに触れる機会がどうしても限られてしまいがちな視覚障がいのある子どもたちが、まずは体を動かす楽しさに触れ、ご家族など周囲の方々と一緒に気軽にスポーツを楽しむきっかけを作れないかという思いから、2024年11月23日に開催された「ノールック運動会」。

Project Guideline をはじめとした、 Google の研究プロジェクトやアクセシビリティ機能を活用した新スポーツの数々を考案。見える人も見えにくい人も見えない人も、運動が得意な人もそうでない人も、テクノロジーを使ってみんなで楽しめるスポーツイベントとなりました。この日披露されたスポーツは5種類。

① Project Guideline 30m/50m走
Google の Project Guideline を活用した競技です。ランナーの腰に取りつけたスマートフォン ( Google Pixel ) が、地面に引かれたラインの色を認識し、ランナーの位置とラインの距離関係をリアルタイム計測。コースから外れないように音声ガイドで中央へ誘導します。当日は、まずは参加者のみなさまに技術に慣れていただいた上で、「マイベストレコード」を狙う30m走と50m走を実施しました。

② Project Guideline 親子対決
こちらも Project Guideline を活用した、親子で競う競技です。見えない/見えにくい子と、アイマスクをした親が30mのタイムを競います。当日は、子どもたちが親に勝つ場面が続出しました。

③ チャンバラちゃん
こちらは Project Guideline を活用した、チャンバラ競技です。目の前に引かれた線の上で、1対1で対決します。剣が相手の体に当たれば1本。試合中に、相手の位置を確かめるために、「○○ちゃん」と相手に呼びかけることができます。呼ばれた方は1秒以内に相手の名前を「○○ちゃん」と返す必要があります。

④ボール多すぎボウリング
Lookout という Google のテクノロジーを活用した競技です。 Lookout とは、コンピュータ ビジョンと生成 AI を使用して、目の前にあるものを「椅子」「机」などと認識をし、音声で読み上げてくれるアプリです。「ボール多すぎボウリング」は Lookout を使ったボウリング競技です。同じ大きさのフットボールとカラーボールの中から Lookout を使ってフットボールを見つけ出し、 声を出している味方のコーラー(ボーリングのピン)に向かってどんどんボールを投げていきます。

⑤サングラス鬼
「サングラス鬼」も Lookout を活用したスポーツです。お互いのチームに1人だけサングラスをかけた鬼がいて、鬼以外の全員はメガネをします。 Lookout を使いながら、相手チームのサングラスをみつけたら1点。サングラスをかけた人が、相手のサングラスを見つけたら2点。試合後半にはサングラスをかけた追加プレイヤーがコート内に追加される、「追いサングラス」の時間もあります。

「テクノロジーを使ってやる競技をはじめて体験したので、すごく面白かった」
「 Project Guideline があったほうが走りやすいと思った」
などと、イベント終了後には参加者から喜びの声が溢れ出ました。世界ゆるスポーツ協会はこれからも、「スポーツ弱者を、世界からなくす」ために、こうした活動を続けていきます。

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