ZOMBIE SOCCER!?何それ?ゾンビ?サッカー?色々と疑問に思われるかもしれませんが、文字通り、ゾンビになりきってサッカーをするんです。
ゾンビが生まれた瞬間・・・
そもそもゾンビになりきるって何?と思われた方もいるでしょう。
これは考案者の堀田がブラインドサッカーという、視覚障がい者の方が音を頼りにサッカーをするというスポーツを体験したときに気づいた体験が元になっております。
視覚障がい者の方はボールの音、相手選手のかけ声、コーラーと呼ばれるゴールの位置を教える人のかけ声を頼りにサッカーをします。
視覚障がい者の方はこれでほぼ完璧にサッカーができます。でも、健常者がこれを体験すると視覚を失っている恐怖により、全くと言っていいほど動けないのです。
そして、この視覚を奪われた時、健常者はほとんどの人が同じ行動をします。
それは
「両手を前に突き出し、ゆっくりと腰を下げながら、オロオロと歩き出す」
という行為です。
これ何かに似てますよね・・。
そうゾンビなんです。目が見える人は視界を奪われるとゾンビ化するんです。
実際にゾンビになってサッカーをやってみた
さて、これを2015年3月28日の「ブラインドサッカー クラブチーム選手権」にて実際にやってみました。
ルールは簡単ゾンビになりきるだけ。
皆目隠しをしていますが、ゾンビになりきって両手を上げたまま呻き声を上げ、ゆっくりと歩くことで、恐怖心がなくなります。
さらにゾンビサッカーはボールも改良しています。
通常のブラインドサッカーはボールに鈴がはいっていますが、ゾンビサッカーはセンサーとスピーカーがはいっています。
これにより、ゾンビサッカーのボールはゾンビに蹴られたり、ゾンビに大声で驚かされたりすると「きゃあああああ!!」叫び続けます。
叫び声を頼りにゾンビがボールに群がるのです。
さて実際にプレイしているところをご覧ください。
ゾンビになりきるころで
・両手をあげ、体がぶつかる前に手がぶつかるので、相手の場所がわかる。
・ゆっくり歩かなければならないので、ぶつかっても怖くない。
・なんかゾンビになりきってるので、きっと死なないと思える
この3つがブラインドサッカーへのハードルを下げてくれます。
これから、ゾンビサッカーはより面白いものに進化していきます。