「ご当地ゆるスポーツアワード2019」レポート

2020.1.15 ご当地ゆるスポーツ

2019年12月22日(日)渋谷ストリーム内TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURTにて「ご当地ゆるスポーツアワード2019」を開催いたしました。
地域の魅力が伝わるゆるスポーツを全国から募集し、優勝を決める本大会。日本各地から集まった30以上のスポーツ案の中から、厳正な審査を経て予選を通過した5つのスポーツが、渋谷に集結し激戦を繰り広げました。

【本戦出場競技】
トライトレイン(神奈川県横浜市)
 …横浜発祥の‟鉄道”と横浜発祥の‟ラグビー”を掛け合わせた競技
アブウド採らず(富山県利賀村)
 …富山県利賀村の春の風物詩、“山菜採り”をリズムに乗って行う競技
ポートシュウマイ(神奈川県横浜市)
 …横浜の名物“シュウマイ”、名産の“小松菜”と、“ポートボール”、“タグラグビー”を融合した競技
ポップコーンウェーブ(石川県中能登町)
 …石川県能登の基盤産業である“織物”を使った玉入れ
タコヤキュー(大阪府)
 …大阪の名物‟たこ焼き”と‟野球”、そして‟コミュニケーション”を組み合わせた競技

まずは、各競技のプレゼンテーションです。熱のこもった本気のプレゼンテーションは、どの競技も素晴らしく白熱するものとなりました。

中でも、特に会場を沸かせたのは「ポートシュウマイ」。横浜市立南山田小学校の子供たちの完成度が高く、熱量あふれるプレゼンテーションは圧巻で、会場に大きな拍手が巻き起こりました。

次は各競技の体験です。体験会場の屋外フットサルコートには、寒さに負けず参加者からの楽しそうな笑い声が響いていました。体験時間が終わるギリギリまで、すべての競技には参加者が絶えず大盛り上がりでした。

体験者に好評だったのは「アブウド採らず」。富山県利賀村のお祭りで使用される音楽に合わせて、敵味方関係なく全員が手拍子をして「そーれっ!」と掛け声をかけるこの競技は、参加者に一体感が生まれ、ひときわ大きな笑い声で溢れていました。

各競技の体験終了後、三重県伊賀市のご当地ゆるスポーツ「レーザー手裏剣サッカー」を抽選で選ばれた方が体験しました。レーザー手裏剣サッカーは、相手のゴールキーパーの持つ赤外線の手裏剣に当たらないように、相手ゴールにシュートをするサッカーです。外の雨と寒さに負けず、忍者に扮した参加者の「にんにん」の声が響きました。

すべての体験が終わり、いよいよ結果発表です。
5競技すべてが、甲乙つけがたいレベルの高いものだったため、審査員の皆さんも最後まで悩んでいました。

まずは「準優勝」の発表です。
審査員の脇雅昭さんから発表された準優勝の1つめは「タコヤキュー」。競技中にボールをたこ焼きのようにひっくり返すユニークさや、体験したときのチームの一体感が評価されました。

続いて2つめの準優勝は、審査員の小国士朗さんから発表された「ポートシュウマイ」。小学生チームの熱意とプレゼンテーション、そして競技の完成度の高さが評価を得た受賞でしたが、喜びよりも優勝できずに悔しそうな子供たちの顔が印象的でした。

そしていよいよ「優勝」の発表です。
栄えある優勝に輝いた競技は、審査員の小松成美さんから発表された「アブウド採らず」。優勝した「アブウド採らず」は、敵味方関係なく同じリズムで動くという、音楽によって動きのスピードと量を一定化させるアプローチの斬新さ、手拍子と掛け声によるその場の一体感、なによりやってみて楽しかったという点が評価されました。
優勝した「アブウド採らず」には、小松さんよりトロフィーを、当協会理事の澤田より目録が贈呈されました。

初開催となる「ご当地ゆるスポーツアワード2019」は、どの競技も素晴らしく大熱戦の末、大盛り上がりで幕を閉じました。スポーツというツールを使って、日本の地域の魅力を新たに再創造していくこのアワードは、スポーツと日本の地域の発展において、大きな可能性を感じるイベントになったと思います。今回決勝に残った5つのスポーツは、それぞれの開発地域で活動をしながら、世界ゆるスポーツ協会との連携も検討しています。
改めまして、今回ご応募いただいた皆様、当日会場にお越しいただいた皆様、審査員の皆様、そしてサポートしていただいた皆様、ありがとうございました!

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