NEW「ステイホームサッカー」の実験会を実施しました

2020.7.3 ゆるスポーツ

2020年6月29日(日)、新ゆるスポーツ「ステイホームサッカー」の実験会を実施しました。
「ステイホームサッカー」とは、スポーツ庁の「新型コロナウィルス感染対策ガイドライン」に沿ったゆるスポーツで、三密を避け、ソーシャルディスタンスを保ち、スポーツが苦手でも楽しめるサッカーです。

実験会を行う時点で、決まっているのは「フラフープから出ないでサッカーをする」ということだけ。細かいルールは決めずに、プレイしながら参加者の意見を聞きながらルールを決めていきます。

今回は、20名の方にご参加いただきました。

さっそく挑戦です。
はじめに2チームに分かれて、ひとりひとつフラフープを配布します。
チームごとに話し合って、コート内の好きな場所に自分のフラフープを置いてスタートです。

<実験① フラフープから1歩も出ない>
まずは、フラフープの外に足をついてはいけないというルールで実施。

すると、ボールが全くつながらない…!パスの正確さだけの、味気ない競技になってしまいました。

<実験② 片足だけフラフープから出られる>
次に、片足だけフラフープの外に出てよいルールに変更。ここで、両足がフラフープの外に出たプレーヤーは、フラフープ内で座って待機するペナルティーも作りました。

今度は、攻撃や守備の範囲が増え、少しずつ動きが出てきました。
しかし、フラフープ同士が離れているので、ボールに届かないルーズボールが課題になりました。

<実験③ ボールを変えてみる>
フットサルボールから、大きなやわらかいボールにチェンジ。

フラフープ同士の幅がボールで埋まり、ルーズボールが減ってきました。
なかなか面白くなってきましたが、ボールに触らない人が気になります。プレーヤー全員が楽しめない状況は、作りたくありません。

<実験④ みんなボールに触ってゴールしたらボーナス得点>
通常のゴールは1点ですが、チーム全員にパスが回ってからのゴールは3点というルールを追加。

このルールが加わると、全員がチームの一員として活躍する場が生まれ、チームスポーツの魅力である一体感が出てきました。

ここで、さらなる欲ができます。
もっと動きがあったら、面白くなるのでは…

<実験⑤ 移動できるプレーヤーを作る>
フラフープのカラーを指定されたプレーヤーは、フリープレーヤーになり、制限時間内であればコートを移動できるルールに変更。

ところが、競技に動きが出たものの、ボールに集まったプレーヤー同士が、密になってしまいました。

<実験⑥ フリープレーヤーの移動範囲を限定>
スタート時点で、各チーム、ハーフコートに5名(各色1名)ずつ配置し、フリープレーヤーは自分のいるハーフコート内のみ移動できるルールに変更。
そして、2m以上近づいたプレーヤーは、フラフープ内で座って待機のペナルティー。さらに、スピードを落とすため、ボールを蹴るときはフラフープを置くというルールも、追加しました。

以上の実験会を通して決まったルールは、現段階でこのような感じです。

1:基本的にはサッカーと同じ。パスを繋いで、ボールを相手ゴールへと入れるスポーツです。
2:1チーム10人の2チームに分かれて、試合を行います。試合時間は5分。
3:全5色の「ホーム(フラフープ)」をひとりひとつ割り当てます。
4:各チーム、ハーフコートに5名(各色1名)ずつ、フルコートで計10名(各色2名)ずつ、配置します。試合開始後の配置変更はできません。
5:プレーヤーは、自分の置いた「ホーム」の中から移動できず、「ホーム」の中に必ず片足をついてプレーしなければいけません。
6:「移住」を許されたプレーのみ、制限時間内であれば、自分のいるハーフコート内を自由に移動可能。ただし、ボールを蹴るときは「ホーム」を地面に置きましょう。
7:パスは3秒以内。下記は、「クールダウン」の反則で、「ホーム」の中で座って待機します。
   ・ 両足が自分の「ホーム」から出る
   ・ 2m以上、プレーヤー同士が近づく(近づいた全員がクールダウン)
8:制限時間内に多くの点をとったチームの勝利です。

実験会にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

これからブラッシュアップを行い、競技として詰めていきます。
ぜひ、楽しみにしていてください!

事務局長萩原が、このステイホームサッカーを作成するプロセスをnoteにて解説をしています。
こちらも御覧ください。
ウィズコロナスポーツを作ろう プランニング編
ウィズコロナスポーツを作ろう 仮説編
ウィズコロナスポーツを作ろう 検証編

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