どこでも楽しめるボブスレーゆるスポーツ「ボブイスレー」が誕生!【プレスリリース】

2020.8.26 ボブイスレー

一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会(代表 澤田智洋、本社 東京都中央区、以下 世界ゆるスポーツ協会)は、テイ・エス テック株式会社(代表取締役社長 保田真成)とコラボし、だれもが座ったままで楽しめる新しい競技「ボブイスレー」(https://yurusports.com/sports/bobisleigh)を開発しました。

ボブイスレーは、センサーの入ったイスの上で身体を動かすことで、画面の中のバーチャルプレイヤー「イスリート」が雪景色の中を進んでいく今までにないスポーツです。

■ボブイスレー誕生の背景
スポーツをしたくてもできない人がいます。例えば、視覚に障害のある人たち。ブラインドサッカーやゴールボールといった競技はありますが、ハードで怪我をすることも少なくありません。そこで、「座ったままできる・怪我の心配がない」スポーツを開発できないか?という想いで生まれたのが「ボブイスレー」です。クルマのシートを60年以上開発してきたテイ・エス テックが、『座るを、新しく。』をコンセプトに、シートをコントローラーとして楽しむコンセプトの「愛されるシート」という独自技術があります。その技術に、ゆるスポーツ流の「だれもが楽しめる」「アスリートに勝てるかもしれない」デザインを入れ込むことで完成しました。本スポーツは、2019年5月に発表した「緩急走(かんきゅうそう)」に続く、座ったまま楽しめる「すわスポ」第二弾スポーツとして開発されました。座ったままで楽しめるのはもちろん、室内だけでなく、ゆくゆくはもしかしたら車で移動中にも楽しめるかもしれない。そんな夢が膨らむ新しいスポーツです。

■ルール
1. イス(愛されるシート)に座ります
2. イスリート (椅子に座り動く人 とコーラー (指示を出す人 、二人1組になります
3. イスリートは画面が見えていないので、レース中はコーラーが指示を出します
4. 「ねる」「足ぶみ」「ひざ上下」「ひざおし」「右 1-3」「左 1-3」などの指示に従いイスの上で正確に身体をうごかすと、バーチャルプレイヤーが進みます
5. コースは「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の中から選べます
6. コーラーの的確な指示と、イスリートとの呼吸が鍵をにぎります
7. 先にゴールしたプレイヤーの勝利

■監修は、視覚に障害のある3人
「ボブイスレー」開発にあたり、2008年北京パラリンピックにも出場した初瀬勇輔さんに監修していただきました。初瀬さんは大学在住中に緑内障により視覚障害となりましたが、その後起業をしながら、現役のパラアスリートとしても活躍されています。また、同じく視覚に障害のある石原順子さん、大石亜矢子のお力も借りながら、「見えなくても楽しめるスポーツとは何か」「晴眼者(目が見える人)と協力できるスポーツはないか」という検討を重ね、本スポーツが完成しました。

初瀬さんからのコメント
「負けがつづいて、最後勝ったときに自然とガッツポーズがでました。あ、これはちゃんとスポーツなんだなと思いました。また、見えないのが前提になっているので、視力にとらわれず僕らが楽しめるのもいい。メインプレイヤーが画面を見ないという設定も斬新。返ってくる音によって、今自分がうまくコースに乗れているか、正しい動きをできているか分かったのも嬉しかった。未来なスポーツ、という感じでしたね。」

■女子ボブスレー選手長岡千里さんも協力
トリノオリンピックにも出場した長岡千里選手にも、トライアルに参加頂きご意見をいただきました。

長岡さんからのコメント
「ボブスレーは氷上を走る競技なので、その臨場感をどう表現するのだろうとワクワクしていました。難易度によって臨場感が工夫され、パートナーとの連携は想像以上に難しいですが、視覚障害者の方々と一緒に汗を流し、お互いの交流を深めるスポーツに発展していく事間違いなしです。」

■9月に開催する「オンラインゆるスポーツパーク」で体験できます
2020年9月26日(土)開催予定の、自宅から参加できるスポーツイベント「オンラインゆるスポーツパーク」にて、ボブイスレーもオンラインでお楽しみいただけます。詳しくは後日、世界ゆるスポーツ協会のサイト及びFacebookページで告知いたします。

テイ・エス テック株式会社について
公式HP: http://www.tstech.co.jp/
テイ・エス テックは、クルマやバイクのシート(座席)、内装品を世界14カ国からグローバルに供給する部品メーカーです。1960年の創立以来、安全性はもちろん、多様に変化する快適性を追求してきました。世界中の皆さまから存在を期待され“喜ばれる企業”を目指し、これまで培ってきた独自の「座る」技術を活かした新たな価値創造に取り組んでいます。

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