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福尾誠さんと取り組む、「だれもが運動が好きになる」スポーツイベント

NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』第12代体操のお兄さん、でお馴染みの福尾誠さん。スポーツを中心に教育とエンターテインメントの融合を目指し、みんなにとってのからだを動かすことの楽しさを一緒に探す活動を幅広く展開されています。元アスリートで大学のスポーツ健康科学部で教鞭をとっていた経験も活かし、2025年1月には誰でも簡単に、気軽にできるスポーツフェスティバル「チュロスポ」を主催。世界ゆるスポーツ協会は、その企画/コンテンツ提供/運営において協力致しました。今回は福尾さんに、ゆるスポーツとの出会いや、「チュロスポ」を企画した経緯、そして今後の展望についてお話を伺いました。

多様な背景を持つ人が、気軽にスポーツを楽しめるのがゆるスポーツ

ー 福尾さんが初めてゆるスポーツを知ったきっかけは何ですか?

福尾さん)大学でスポーツ健康科学を教えていた頃、競技や勝敗にとらわれず、運動の楽しさ自体を伝える活動に興味を持ちました。その際、競争を目的としない新しいスポーツのあり方を探している中で、ゆるスポーツを知りました。ゆるスポーツの理念である「身体能力に関係なく誰でも楽しめる」という考え方に強く共感し、僕が求めていたスポーツの方向性に非常に近い!と感じました。また、スポーツに対して苦手意識を持つ人や、高齢者や子どもたちなど多様な背景を持つ方々に、もっと気軽にスポーツを楽しんでもらえる方法を考えていたので、ゆるスポーツの活動を深く知るほど、「まさにこれだ!」と思える出会いでした。

ー 「チュロスポ」はどうやって生まれたのでしょうか?

福尾さん「チュロス」という、スペイン語で“誰でも簡単に作れる”という意味を持つお菓子とスポーツを掛け合わせて、運動の敷居を下げ、幅広い人々が気軽に楽しめるイベントを開催しました。「チュロス」は親しみやすく、多くの人が興味を持ちやすいモチーフですので、名前自体も楽しさを伝えることができると思いました。僕自身もチュロスが大好きなので!
 でも僕は運動が得意ですし、ある程度長い時間をかけて練習をしてきて、訓練をしてきてるので、人よりも難しい動きができてしまう。だからこそ、これまでスポーツに一歩を踏み出せてこなかったこどもたちのことを考えると、ゆるスポーツと一緒に取り組むのがベストだと思いました。

▼チュロスポの詳細
参加人数:約100名ずつ、計3回実施
実施期間:2025年1月11日
実施時間:各回約70分
実施競技:ピクトグラミー、くつしたまいれ、めくってパオーン、うんちスポーツのゆるスポーツ4種目 
実施方法:全体を4チームに分けて各競技を実施


だれもが主役になれる世界が、ゆるスポーツ

ー 実際に開催してみて参加者の反応はいかがでしたか?

福尾さん今回はファンクラブイベントだったこともあり、開催前は「僕との交流を楽しみに来場される方が多いかな?」と思っていましたが、実際には競技自体を心から楽しんでいる様子が印象的でした。事後のアンケートでも、僕との交流よりも競技そのものが楽しかったという声が多く(笑)とてもいい意味で裏切られました。僕だけではなく、むしろみんなが主役であったことの証です。また、多くの参加者の方が「体を動かすことが楽しかったから、次回も参加したい」という気持ちを持ってくれたことも嬉しかったですね。今回「応援席」も設けたんですけど、体を動かしたくでうずうずしていたのではないでしょうか。

ー 今後、ゆるスポーツとの取り組みで期待することや目指すことはありますか?

福尾さん我々が一緒に取り組むことで、とんでもない可能性を秘めていると思います。教育コンテンツももちろんそうですし、運動そのものの概念を変えていきたいですね。運動のハードルを下げるということを超越して、そもそもハードルを置きたくなくて。例えば、逆の発想で、日常そのものの動きを運動として捉えちゃえばいいですよね。こうした、運動に対するイメージを変えていくことを、引き続き世界ゆるスポーツ協会さんとご一緒したいです。
 また、チュロスポもまだ一度しか開催していませんが、一生やりたいです。あの日は本当に幸せな、僕にとって忘れられない一日となりました。日本全国での実施もそうですが、ゆくゆくは世界にも広げていきたいです。

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