「地元に、新しいつながりを」をスローガンに、中国・四国・兵庫エリアを中心に地域密着型のチェーンストアを展開する「株式会社フジ」様。55周年記念事業のイベントや3年間継続して新入社員研修にて、ゆるスポーツを活用していただいています。株式会社フジ 人事部 採用・教育グループ マネジャー 村岡 大輔様(イオン株式会社 人材育成部 出向中)、株式会社フジ 人事部 採用・教育グループ 大澤 研介様に当協会を選んでいただいた理由・依頼して良かったことなどをお話いただきました。
楽しみながら勝ちにこだわる!性別・体力差を超えて誰もが参加できるゆるスポーツ
ー どうしてゆるスポーツを研修に取り入れたのですか?
(村岡さん)はじめは、フジの55周年の記念事業の依頼で問い合わせをしましたが、話を聞くとゆるスポーツがチームビルディングを目的とした新入社員研修に合いそうだったため、55周年の記念事業のトライアルも兼ねて依頼しました。
ー はじめてゆるスポーツを研修で活用してみた感想を教えて下さい。
▼イベントの詳細
参加人数:70名 全8チーム
実施時期:2022年4月
実施時間:3時間
実施競技:ベビーバスケ・シーソー玉入れ・うんちスポーツ
実施方法:4チームごとに2ブロックに分けて各競技を実施し、最後に全チームでリレーを実施
(村岡さん)55周年の記念事業でゆるスポーツを実施することを見据えていたので、年配の方やシニアの方も楽しめるかどうかを重視していました。ベビーバスケの試合は思ったより激しいようにも感じましたが、新入社員が男女入り交じって楽しんでいる姿を見て、体力差に関係なくいろいろな人が楽しめるイメージを持つことができました。
近年の新入社員は協調性が高く勝負事を嫌う傾向がある印象でしたが、ゆるスポーツの試合では「どうしたら勝てますか!?」と質問がくるほど、勝ちたいという気持ちが醸成されていて面白かったです。
(大澤さん)チームビルディングやコミュニケーション創出を目的とした研修でした。ゆるスポーツを通して、チームで協力して同じ目的に向かうことができていたので、研修の目的は達成できたと思います。全員が平等に楽しんでいるように感じたのが印象的でした。厳しい研修の息ぬきになったのではないかと思います。

新入社員のつながりを強化し、多様性を超えた一体感を育む
ー 継続してゆるスポーツを利用していただいている理由を教えてください。
(村岡さん)理由は3つあります。1つめは、厳しい研修の合間にゆるスポーツを取り入れることで、新入社員どうしが自然体でコミュニケーションをとれ、仕事に向かう以外の一面をお互いに知り、同期どうしのつながりを強くできるからです。2つめは、男女や障害の有無、国籍などの属性に関わらず、同じフィールドで楽しめるコンテンツがあるということで、今後のダイバーシティに対しての会社の姿勢を伝えることや、多様性のある個々人がワンチームになれる、というメッセージを含ませられる、非常に有効な手段だからです。そして3つめは、今後の展開として、ゆるスポーツが屋号対抗や各エリアでの交流施策にも有効だと考えているため、新入社員時に手段のひとつとして経験をしておくことで、将来の彼ら彼女らの引き出しにもなるのではと考えているためです。
1つめだけの理由では他にも施策の選択肢はあると思いますが、2つめ3つめにおいては、年齢性別、国籍、障害の有無などの見えないカベを越えたスポーツ交流として、ゆるスポーツのもつコンテンツ力や知見はとても素晴らしいものだと思っています。
(大澤さん)今年の新入社員研修では、車椅子のメンバーも他のメンバーと一緒に、同じゆるスポーツの競技を実施できましたしね。
ー ゆるスポーツの研修を通して、期待されることはありますか?
(村岡さん)新入社員研修でゆるスポーツを継続していくことで、将来、研修を受けた社員が社内のコミュニケーションやチームワーク等の課題に直面した際、ゆるスポーツが解決策の一つとして活用されることを期待しています。