豪快なスパイクや、強烈なサーブなど、ネットを境に2チームがボールを激しく打ち合うバレーボール。
そんなバレーボールを、誰でも身近に楽しむための体験イベントが、今年3月13日(金)、墨田区総合体育館で開催されました。
手錠をかけられ、いよいよスタート!
囚人服に見たてたボーダーのコスチュームに着替え、つぎつぎカラフルな手錠を、かけられていくプレーヤーたち。
手錠バレーの考案者である、アートディレクターの井本善之さんが「元日本代表の山本選手と、素人のボクらが対等に試合できるような不自由を。」ということで考え出されたのがこの「手錠バレー」なのです。
<ルール>
・プレーヤーは両手に手錠をつけて、バレーボールをプレーする。
・15点3セットマッチ。ローテーションルール。サーブ権は無し。
・ボールはソフトバレーボールを。ネットは中学生用の高さのものを使用。
・サーブは、味方がトスしたボールを打ち返し、相手のコートに入れる。
各チーム円陣を組んで、「手錠バレー!テージョー!!」のかけ声で気合いをいれます。
手錠をかけられ向きあう姿は、まさに囚人たちのバレーボール。
動きを制限され、プレイする様子もとてもユニークで、となりのコートには自然と人だかりが。
両手の自由を奪われた参加者たちは、それぞれが考えた個性的なフォームで、アタックやレシーブをくりだしていました。
得点が決まると、手錠をつけたままのハイタッチで大盛り上がり。
現役時代、驚異的なスパイク決定率を誇っていた山本選手も、手錠をつけて、得意のアタックを大空振り。
山本選手も「すげー楽しかった!」と大絶賛だった、世界初の手錠バレー。
ソフトバレーボールの持つ独特な軌道と、封じられている両手により、経験者の方々も四苦八苦。
「手錠をつける不自由さが、楽しい。」
「意外と運動量が激しく、きちんと汗をかく。」
「強いアタックが打てないから、男女混合でもラリーがつづきやすい。」
などいろいろな魅力を発見しました。
大いに盛り上がった、今回の手錠バレーボール体験会。
誰もが楽しめるバレーボールの魅力を感じられた時間でした