【レポート】第3回ご当地ゆるスポーツアワード 受賞者交流会

2024.4.1 ご当地ゆるスポーツ

ハイレベルなグランプリ決定戦が繰り広げられ、最終順位が決定した「第3回ご当地ゆるスポーツアワード」。2024年3月12日(火)には、受賞チームの方々の有志により企画された、オンライン交流会が開催されました(最終順位と審査員による講評はこちらの記事をご参照ください)。

交流会には、3つの地域から、以下の方々にご参加いただきました。
徳島県三好市
・三好市立池田小学校4年梅組(グランプリ:そば米ぞうすビぃー)
・三好市立池田小学校4年桜組(準グランプリ:しわしわ行きなよリレー)
・三好市教育委員会 社会教育課 石山健介さん
神奈川県横浜市
・横浜市立宮谷小学校(3位:横浜防衛ドッジボール、入賞:しうまい五目並べ)
愛知県名古屋市
・社会福祉法人 名古屋市社会福祉協議会(入賞:戦国なごっちゃ)

それぞれの地域の魅力について、参加者はこのように語ってくれました。
徳島県三好市(三好市立池田小学校):日本三奇矯に数えられる「かずら橋」や、「野猿」が名所です。また、祖谷そばも有名です。日本三大暴れ川の一つで、四国三郎という異名を持つ、吉野川もあります。
神奈川県横浜市(横浜市立宮谷小学校):「横浜中華街」が魅力的です。横浜中華街に来たら、肉まんやいちごあめを食べてみてください。
愛知県名古屋市(名古屋市社会福祉協議会):戦国なごっちゃの題材となっている「名古屋城」は、名古屋の名所です。また、味噌煮込みうどんや味噌カツなど、味噌を使った料理が有名です。

【受賞競技一覧】
グランプリ:そば米ぞうすビぃー(三好市立池田小学校4年梅組)
徳島県三好市の郷土料理「そば米ぞうすい」とフリスビーを掛け合わせた競技。
そば米ぞうすいの具材とお酒が描かれた的(マト)をフリスビーですべて倒し、そば米ぞうすいの完成&お酒の乾杯までの時間を2チームで競い合います。妖怪が描かれた的を倒してしまうと、これまで倒した具材やお酒の的が全てリセットされるため、最後まで勝負が分からない、ハラハラドキドキのスポーツです。

準グランプリ:しわしわ行きなよリレー(三好市立池田小学校4年桜組)
徳島県三好市の名所「かずら橋」と「野猿」をモチーフにした2チーム対抗の障害物競走。
スタート地点にある三好市の特産品を、かずら橋フィールドと野猿フィールドを渡りきり、目標地点にたくさん運んだチームが勝利となります。

3位:横浜防衛ドッジボール(横浜市立宮谷小学校)
神奈川県横浜市の観光名所とドッジボールを掛け合わせた競技。
コート上には、横浜市の名所が描かれた的(マト)が配置され、倒した的の点数を競い合います。

入賞:戦国なごっちゃ(社会福祉法人 名古屋市社会福祉協議会)
愛知県名古屋市の「名古屋城」での戦とボッチャを掛け合わせた競技。
名古屋城を模したコート上の天守閣に設置された「な~や(名古屋市社会福祉協議会のマスコットキャラクター)」にペットボトルでつくられた部隊を2チームで投じ合い、部隊が「な~や」に近いほうが勝利となります。

入賞:しうまい五目並べ(横浜市立宮谷小学校)
神奈川県横浜市の名物「しうまい」と五目並べを掛け合わせた競技。
箸を使って、具材をのせたしうまいをボード上に運び、しうまいを先に五つ並べたら勝利です。具材を落としてしまったら反則となります。

【交流会の様子】
交流会は、各チームの自己紹介と開発したご当地ゆるスポーツの紹介から始まりました。手作りの用具や、競技の特徴を紹介しながら、それぞれが開発したご当地ゆるスポーツをアピールし合いました。

続いては、質問タイムです。興味・関心があることについてお互いに質問をしました。特に、児童たちは他のチームに興味津々の様子で、たくさんの質問を投げかけていました。質問とその回答を一部紹介します。

―ご当地ゆるスポーツアワードに参加した理由は?
三好市立池田小学校:三好市教育委員会 社会教育課の石山さんのアドバイスを受けながら、授業でゆるスポーツをつくる活動を行いました。開発したゆるスポーツを残していきたいという思いから、ご当地ゆるスポーツアワードへの参加を決めました。
※三好市教育委員会 社会教育課では、令和3年度からゆるスポーツを活用した授業を行っています。石山さんは、この活動の一環として、池田小学校の児童に対し、ゆるスポーツ開発のファシリテーションを行いました。

―ご当地ゆるスポーツの開発にどれくらいの時間がかかった?
三好市立池田小学校:今年度の1学期から2学期の授業の時間を使って、ゆるスポーツについての理解を深め、2学期の後半からゆるスポーツをつくり始めました。
横浜市立宮谷小学校:ご当地ゆるスポーツの開発には10か月ほどかかりました。スポーツづくりの過程では、何度もぶつかり合ったり、競技の変更などがあったりして、とても苦労しました。
名古屋市社会福祉協議会:戦国なごっちゃは、競技が完成するまでに4年かかりました。

―ご当地ゆるスポーツをつくるうえでこだわったポイントは?
横浜市立宮谷小学校:横浜防衛ドッジボールは、コート上に配置する的(マト)づくりに力を入れました。的には、赤レンガ倉庫や横浜マリンタワーなどの横浜市の名所を、丁寧に描いています。また、しうまい五目並べも、用具づくりにこだわっています。しうまいに見立てた五目並べの駒は、紙粘土などを使って制作し、リアルな見た目になるように工夫しました。
名古屋市社会福祉協議会:戦国なごっちゃは、ルールの面白さがポイントです。競技中の反則は、すべて名古屋弁になっています。例えば、重大な反則があったときには、「どえりゃあ わやだがね(とても大変な状況だ、という意味)」という言葉を使います。

最後に、「ゆるスポーツ開発を通して学んだこと」をテーマに、意見交換を行いました。

三好市立池田小学校:みんなで協力したらこんなに大きいことができることを学びました。みんなとは、喧嘩もしたけど協力して作り上げることができました。
横浜市立宮谷小学校:スポーツを1からつくることの楽しさと、みんなで協力することの大切さを学びました。
名古屋市社会福祉協議会:戦国なごっちゃは、社会福祉協議会だけでなく、他の会社の人とも協力して開発をしました。普段かかわりがない人と一緒にスポーツづくりを行うことで、様々な学びがありました。また、地元の魅力をたくさん詰め込んだ競技をつくることの楽しさも学びました。

今回の交流会を通して、それぞれのチームが開発したご当地ゆるスポーツの魅力や、スポーツをつくることの難しさ、面白さを共有することができ、とても有意義な時間となりました。改めまして、この交流会を企画してくださった、三好市立池田小学校 川西先生・横浜市立宮谷小学校 田中先生、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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